一人暮らしがふるさと納税で冷たい食品を頼みたいとき、「クール便、ちゃんと受け取れるかな?」という問題にぶち当たります。
昼間は仕事で家にいないし…
再配達も間に合わないかも…
しかも宅配ボックス使えないよね?
特にフルタイム勤務だったりすると時間の融通も難しくなりますよね。
では、一人暮らしがふるさと納税で、お肉などの冷蔵・冷凍食品を頼むのはあきらめた方がいいのでしょうか?
答えはNOです!
私もこの問題に悩んだことがありますが、受け取り方を工夫することで、一人暮らしでもふるさと納税を活用することができています!
今回の記事は、私の実体験のお話を交えながら、一人暮らし×忙しい社会人が安心してふるさと納税の返礼品(特にクール便)を受け取るための対策を紹介します。
「お肉やお魚、冷たいスイーツを頼みたいよ!」と思って悩んでいる一人暮らしの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クール便の返礼品を選ぶことで起きる問題
冷たいものを衛生的に配送してくれる便利なクール便。でも、一人暮らしだとそこがネックになってしまうんですよね。
クール便の返礼品を頼むことで起きる問題はこんな感じです。
しかも、ふるさと納税の返礼品を受け取り損ねて差し戻しになっても、返金・再送はしないというケースがほとんどです。
せっかくの返礼品が無駄になっては悲しいですよね。
【実体験】一人暮らしの私がとった方法
「一人暮らしでクール便が受け取れないかも」
「でも、美味しい返礼品を頼みたい!」
そう考えて悩んだ私がとった手段は、「品物の送り先を、自宅以外の住所に指定する」という方法でした。
返礼品の配送先は「自宅以外」に変更できる!
返礼品は、自宅以外の住所に送ることが可能です。
でも、返礼品の配送先を変えるときに心配なのが「控除ってちゃんと私が受けられるの?」という点ですよね。結論、制度上問題なく、控除は受けられます。
寄付金受領証明書(確定申告やワンストップ特例に必要な書類)は、基本的に注文者の住所に届くようになっています。
オンライン申請の場合はどうなるの?という点ですが、サイトに入力した注文者情報(寄付者情報)の住所が、住民票の住所(マイナンバーの登録内容)と一致していればOK。
返礼品の送付先のみ別住所でも、問題ありません。
サイトや自治体によっては、別住所への送付を受け付けていない場合もあります。発送についての注意書きをよくチェックしましょう!
初のふるさと納税は「勤務先」で受け取り
最初のふるさと納税で、この「クール便受け取れない問題」の壁に当たった私。
当時はフルタイム勤務、残業あり、通勤は徒歩とバスで1時間というところで会社勤めをしていました。
お目当ての返礼品は日付指定ができないし、時間指定もおそらく間に合わないし、営業所は遠い…。
もし平日に受け取り損ねたら、確実に詰む環境です。
冷凍・冷蔵品はあきらめて、日用品系や乾き物系をいくか?とも思いました。
でも、食い意地だけは一人前の私(笑)
「この美味しそうな返礼品をどうしても頼んでみたい…!」
▼思い出の、チーズとヨーグルトの乳製品セット

そして、ふるさと納税のサイトを眺めているうちに、「返礼品を、住民票の住所以外に送ることができる」という点に気がつきました。
さらに当時ラッキーだったのは「勤務先に冷蔵庫がある」ということ。
しかもあまり利用者がいなくていつもスカスカ、帰宅時間まで入れておける環境でした。
そこで、会社の住所で、平日・昼間を希望(自治体によって、曜日指定の要望を受けてくれる場合があります)にして、初ふるさと納税完了。
その後は無事に会社でクール便を受け取ることができました。
(帰りの荷物がちょっと重かったですけどね…!)
受け取れない時は「実家」に送る
勤務先に送って受けとることができるのは、かなりラッキーなことと思います。
☑️理解ある上司・同僚
☑️冷凍付きの冷蔵庫がある
☑️ちょっとの間、スペースを占拠しても許される
このような好条件の職場にずっといられたら良かったんですけどね(笑)
派遣ワーカーはこんなに良い職場環境ばかりではないので、勤務先での受け取りはできなくなりました。
今は実家の母に受け取り役をお願いすることが多いです。

ふるさと納税で寄付をすると、ほとんどの場合は発送完了時にお知らせがきます。
そこで配送日時や配送業者を確認し、その日はできるだけ家にいて欲しいと母に伝えます。
母は仕事をリタイアした後、昼間は家にいる生活なので頼みを快く引き受けてくれます。ありがたいことです。
お裾分けできる小分けパックのものを選んで、感謝の気持ちを置いてきます。
協力してくれる人を探してみよう
もしあなたも、職場での受け取りが厳しいなら、周りに家にいる確率が高い人はいませんか?
心当たりがあるなら、受け取りを協力してもらうという手段も検討してみてください。
- 実家の両親に受け取ってもらう
- 近くに住む兄弟・姉妹にお願いして、後で取りに行く
- 在宅ワーカーの友人に、シェアする前提で受け取ってもらう
もし、頼んだ相手が荷物を受け取り損ねたとしても、絶対に文句を言ったり責めたりしないようにしてくださいね!
協力してもらったら感謝の気持ちを忘れずに。
返礼品はお世話になった相手に「ギフト」として贈るというのも、ふるさと納税の素敵な活用方法ですね!
【それでもクール便が受け取れない人】できる対策は、申込前にあり!
勤務先でも受け取れない、人にも頼めない、そんな状況でもできることはあります。
できれば自分で・自宅で受け取りたいという人は、注文時に以下の点をよくチェックして返礼品を選びましょう!
配送について
配送について指定可能なことが多い返礼品を選ぶ
あらかじめ、日にち・曜日・時間帯などの指定が可能な返礼品を選ぶ方法は確実です。
日にち指定が不可でも、「時間帯の希望」ならできる返礼品は多いです。
また自治体によっては「曜日の希望」を備考欄で受け付けてくれることがあります。
あくまで“希望できる”という感じで、配送の繁忙期などは必ず要望に沿ってこないかもしれませんが、それでも予測が立てやすくなります。
返礼品の種類は絞られますが、受け取る時のことを考えて選ぶのも賢い選択です。
お届け時期について
発送時期と、自分の忙しい時期が被らないかを確認する
返礼品ページには「発送予定:○月頃」と記載があることが多いです。
この時期に、旅行・出張・自分の仕事の繁忙期などとぶっていないかを要確認!
忙しいことが予測される時期と発送予定が重なりそうな返礼品は、避けておくのが賢明です。
長期不在の予定がある場合
・長期不在予定の前にはふるさと納税を利用しない
or
・「○日~○日は不在」と注文時に伝える
年末年始・GW・お盆など、長期連休の前後は特に注意が必要です。
人の動きが活発になる時期は、配送も繁忙期で予定通りに到着しない場合があります。
イレギュラーに対応しにくい一人暮らしは、この時期の配送になるものは避けた方が無難。
里帰り前に受け取れるはずだったのに…!と苦い思いは避けたいですよね。
また、自治体によっては「○日~○日は不在です」と備考欄に書いてくださいと促してくれており、長期不在を考慮してくれる場合があります。
こういった細かい要望を受けてくれるのはありがたいことです。謙虚な姿勢は忘れずに、ぜひ注文時に伝えておきましょう!
まとめ:一人暮らしでもクール便は受け取れる!

一人暮らしで忙しい社会人がクール便を受け取るのは大変ですが、
✅送付先を変更する
✅誰かに受け取りを協力してもらう
などの工夫をすることで解決できます。また、それでもクール便の受け取りが難しい人は、
✅配送日時が指定できる返礼品を選ぶ
✅発送時期に注意する
✅長期不在の前は申し込まない
✅自治体に長期不在日程を伝えておく
などで受け取り損ねる不安を最小限にすることができます。
一人暮らしでフルタイム勤務でも、ふるさと納税はあきらめなくて大丈夫。
自分のライフスタイルに合ったやり方で、ふるさと納税を楽しんでください。
▼ふるさと納税のおすすめ返礼品まとめはこちら!ぜひチェックしてみてください

一人暮らしで忙しいあなたの参考になれば幸いです。