一人暮らしがふるさと納税で冷たい食品を頼みたいとき、「クール便、ちゃんと受け取れるかな?」という問題にぶち当たります。
宅配ボックス・置き配が使えない
不在時の再配達はしてもらえますが、クール便の運送会社での預かり期間は3〜5日間と一般的な荷物に比べて短めです。

運送会社に直接受け取りに行けばいいんだろうけど、仕事が忙しくて営業時間内に行くのは難しいかも…
送り主に差し戻しされてしまうと、ほとんどのケースで返金・再発送は受け付けてもらえません。
ではそもそも、一人暮らしがふるさと納税に冷蔵・冷凍食品を頼むのはあきらめた方がいいのでしょうか?



いくつか対策があります。あきらめないで!
今回の記事は私の実体験を交えながら、一人暮らしで忙しい社会人がクール便を受け取るための対策を紹介します。
「お肉やお魚、冷たいスイーツを頼みたいよ!」と思って悩んでいる一人暮らしの方の、参考になると嬉しいです。
\一人暮らし女子におすすめの返礼品まとめ/


【クール便が受け取れない】「配送先」を変更できないか考えよう


「一人暮らしでクール便が受け取れないかも」
「でも、美味しい返礼品を頼みたい!」
そんな時に検討してほしい手段が、自宅以外の住所に送るという方法です。



ふるさと納税の返礼品は「職場」や「実家」など自宅以外の住所に送ることができるんです
ただ配送先を変えると「控除ってちゃんと私が受けられるの?」という点が気になりますよね。
サイトに入力した注文者情報(寄付者情報)の住所が、住民票の住所(マイナンバーの登録内容)と一致していれば問題ありません。
- 注文者(寄付者)情報の住所 住民票と一致
- 配送先のみ 住民票以外の住所



上記の状態ならOK!
寄付金受領証明書(確定申告やワンストップ特例に必要な書類)は、注文者(寄付者)情報に登録した住所に届くようになっています。
返礼品の送付先のみ別住所にしても、制度上問題なく控除が受けられます。
【クール便が受け取れない】私のふるさと納税の実体験


最初のふるさと納税で、この「クール便受け取れない問題」の壁に当たった私の体験談です。
▼当時のお目当て「チーズとヨーグルトの乳製品セット」


当時は「フルタイム勤務、残業あり、通勤は徒歩とバスで1時間」というところで会社員をしていました。
夜の時間指定も間に合わないし営業所は遠い…。
クール便は受け取り損ねる可能性が高い環境でした。
あきらめて日用品系や乾き物系をいくか?とも思いましたが、食い意地だけは一人前。どうしても美味しい返礼品をゲットしたかったんです・笑
そこで「送付先だけ別住所にする」という手段を取りました。
当時ラッキーだったのは「勤務先に冷蔵庫がある」ということで、あまり利用者がいなくていつもスカスカ、帰宅時間まで入れておける環境だったことです。



平日・昼間の時間帯を指定できる返礼品であることが必須でしたが、初ふるさと納税は会社でクール便を受け取ることができました!
ただしこのように勤務先で受けとるには、
冷凍付きの冷蔵庫がある
スペースを占拠しても許される
このような好条件の職場で働いていることが前提。
その勤務先を退職した今は、配送先を実家にして母に受け取り役をお願いすることが多いです。


ふるさと納税で寄付をすると発送完了時にメールにてお知らせが来るので、配送予定日時を伝えて受け取ってもらい、時間のある時に取りに行きます。
実家まで1〜2時間以内で行ける距離であれば、こういった方法もアリではないでしょうか。



このように配送先のみ変更しても、毎年ちゃんと控除を受けることができていますよ!
【クール便が受け取れない】協力してくれる人を探してみよう


昼間に家にいる確率が高い人に受け取りをお願いできないか聞いてみましょう。
子育て中の友人
在宅ワーカーの友人
もし頼れそうな人がいれば、
- 到着予定日に留守番に来てもらえないか
- 配送の受け取り先にしてもいいか
など、協力してもらえないか聞いてみましょう。
協力してもらえたら感謝の気持ちを忘れずに。
個包装の返礼品を選んでおくと、その場でお裾分けできるので気持ちを伝えやすいです。





そもそも日頃の感謝の印としてプレゼントで利用するのも、ふるさと納税の素敵な使い方です!
【クール便が受け取れない】返礼品選びの段階でチェックすること


勤務先でも受け取れない、人にも頼めない、そんな状況でもできることはあります。
注文時に以下の点をよくチェックして返礼品を選びましょう。
配送について
日にち・曜日・時間など指定できることが多い返礼品を選ぶ
あらかじめ日にち・曜日・時間帯などの指定が可能な返礼品を選ぶことのをおすすめします。
日にち指定が不可でも時間帯なら希望できたり、自治体によっては曜日の希望を備考欄で受け付けてくれることがあります。
ただし備考欄で希望する形はあくまで「希望できる」という感じでなので、繁忙期などは必ず要望に沿ってこないかもしれません。それでも予測は立てやすくなります。
返礼品の種類は絞られますが、受け取る時のことを考えて選ぶのも賢い選択です。
お届け時期について
自分の忙しい時期に発送時期が被らないかを確認する
返礼品ページには「発送予定:○月頃」と記載があることが多いです。
この時期に、旅行・出張・自分の仕事の繁忙期などとぶっていないかを要確認!
忙しいことが予測される時期と発送予定が重なりそうな返礼品は、避けておくのが賢明です。
長期不在の予定がある場合
・長期不在予定の前にはふるさと納税を利用しない
・もしくは「○日~○日は不在」と注文時に伝える
年末年始・GW・お盆など、長期連休の前後は特に注意が必要です。
人の動きが活発になる時期は、配送も繁忙期で予定通りに到着しない場合があります。
里帰り前に受け取れるはずだったのに…!と苦い思いは避けたいですよね。
イレギュラーに対応しにくい一人暮らしは、この時期の配送になるものは避けた方が無難。
ただし自治体によっては備考欄に長期不在予定を書いておけば、発送を考慮してくれる場合があります。
まとめ|一人暮らしでもクール便でふるさと納税を活用しよう


一人暮らしで忙しい社会人がクール便を受け取るのは大変ですが、
- 送付先のみ変更する
- 誰かに受け取りを協力してもらう
などの工夫をすることで解決できます。
それでもクール便の受け取りが難しい人は、
- 配送日時が指定できる返礼品を選ぶ
- 発送時期に注意する
- 長期不在の前は申し込まない
- 自治体に長期不在日程を伝えておく
などで受け取り損ねる不安を最小限にすることができます。
一人暮らしでフルタイム勤務でも、ふるさと納税はあきらめなくて大丈夫。



自分に合ったやり方で、ぜひふるさと納税を活用してくださいね!

