家計において交際費とは、人とのお付き合い上で発生する費用です。
良好な人間関係の維持のためには大切な費用ですが、収入が少ないとなかなか捻出が難しいですよね。
生活は厳しくても、友達や家族と食事する機会くらいは大切にしたいなぁ…
例えば手取り月収15万円で一人暮らしをしている場合、交際費は収入の何パーセントくらい充てるのが適切なのでしょうか。
平均値を知り、自分の交際費が使いすぎかどうか判断してみましょう。
低収入でも使うべきところには使いたいですよね
楽しい時間は心を健やかにしてくれて明日への活力に繋がります。
低収入の中の交際費は特に、大事な場面できちんと使えるようコントロールすることが必要です。
今回は一人暮らしの交際費の平均と、使いすぎを防ぐ方法についてお伝えします。
- 一人暮らしの交際費の平均額
- 手取り15万円の場合
- 交際費は手取りの何%が適切か
- 交際費の使いすぎを防ぐ方法
【一人暮らしの交際費】平均どのくらい?
単身世帯の平均額:¥13,731
総務省の家計調査・家計収支編より年収別の1ヶ月あたりの交際費を抜粋して表にしました。
年収は総支給(税引き前の収入)です。
年収(万円) | 交際費 | 生活費 | 交際費の割合(%) |
100未満 | 8033 | 109173 | 7.36 |
100〜200 | 10448 | 123110 | 8.49 |
200〜300 | 14923 | 159701 | 9.34 |
300〜400 | 11692 | 177347 | 6.59 |
400〜500 | 16953 | 199251 | 8.50 |
500〜600 | 13244 | 201009 | 6.59 |
600以上 | 22107 | 262090 | 8.43 |
平均 | 13731 | 167620 | 8.19 |
年収別の生活費(消費支出)から交際費の割合を計算してみると平均で8.19%でした。
年収が高くなっても、割合的にはそんなに大きく変わらないんだね
手取り15万円(年収2〜300万円)の平均額:¥14,923
上記の表から、手取り15万円の場合を考えてみましょう。
手取りで15万円は総支給(税引き前の収入)約19万円です。
年間に換算すると年収は約228万円となります。
手取り15万円というと年収200〜300万円に該当するので、データ的に見る平均額は14,923円ということがわかります。
生活費から見る交際費の割合は9.34%です。
交際費は収入の5〜10%が目安
交際費の割合について、どのくらいが適正なのか調査しました。
国のデータの平均割合は6〜9%ほどということがわかりましたが、セゾンパーソナルプラスの記事では約12%という情報もありました。
アパート・マンション等で一人暮らしをしている方の1ヵ月あたりの生活費の内訳は、住居費(家賃)が約30%、食費が約20%、交際費などが約12%、交通費・通信費、娯楽費が約10%が平均となっています。
引用元:セゾンパーソナルプラス
また家計簿アプリのMoneytreeブログ記事では交際費は手取りの10%程度が目安とされています。
交際費
(飲み会、デート、パーティー等) ⇒ 2万円 (手取りの10%程度。)
引用元:moneytree
交際費は節約しすぎも楽しくありませんが、使いすぎても他のことにお金が回せなくなってしまいます。
低収入で一人暮らししているなら特に気をつけなくてはなりません。
5〜10%を目安にしておくと使いすぎを防ぐ目安になるのではないでしょうか。
毎月10%を超過するようだと引き締める必要がありそうですね
【一人暮らしの交際費】使いすぎを防ぐ方法
交際費は人付き合いを円滑にするためにも必要な出費ですが、無計画な使い方では家計を圧迫します。
以下は交際費の使いすぎを防ぐ簡単な方法です。
- 家計簿アプリを活用して予算を決める
- 優先順位を明らかにする
- 楽しみながら節約する
- やめる・断る勇気を持つ
家計簿アプリを活用して予算を決める
一番簡単な方法は使って良い額を決めることです。
予算決めにはキャッシュレス決済と家計簿アプリの導入がおすすめです。お金の流れが簡単に可視化できるので無駄な出費を防ぐことができます。
家計簿アプリを使うことによって収入の何パーセントを交際費に充てているかも簡単に把握することができ、使いすぎ防止に役立ちます。
優先順位を明らかにする
全ての誘いに参加するのではなく、自分にとっての優先順位を決めましょう。
誘われたからといって全部の機会に参加していると、あっという間にお金は減ります。
交友関係が広い人は回数を絞ることも必要です。
本当に参加したい集まりや、会いたい人が声をかけてくれたというときに、金欠でお断りをしなければならない…といった悲しい事態は避けたいものです。
楽しみながら節約する
無理に予算を削ったり、人に会う回数を絞ったりすると、節約を強いられている感覚で辛くなってきます。
せっかく大切な人と会える機会があるなら、金欠を理由に断ったりせず一緒に過ごしたいですよね。
持ち寄りパーティ、公園ピクニック、オンライン飲み会を提案してみたり、無料で楽しめるスポットやイベントを探してみましょう。
楽しみながら節約することも必要です。
やめる・断る勇気を持つ
世間体を気にしたり、惰性でやっている付き合いは勇気を出してやめてみましょう。
- 悪口や愚痴ばかりのランチ会や飲み会
- 気乗りしない人との食事
- 付き合いの浅い友人知人の数合わせの結婚式
- 行きたくない親戚の集まり
- もう何年も会っていない人との年賀状・お中元・お歳暮
私はこのようなことを少しずつ断ったりやめたりして、交際費の節約以上に、本当に心が楽になりました。
交際費の使い方を極めると、大事な人の繋がりだけが残りそうだね!
そうなると人生もっと楽しめますよね♪
まとめ:交際費は大切な人に使おう!
一人暮らしの交際費の使い方には計画性が求められます。
単身世帯の交際費の平均額は13,731円で、割合にすると8.19%でした。
また手取り15万円で一人暮らしをしている場合の平均額は14,923円、割合は9.34%でした。
交際費は収入の5〜10%を目安にしておくと使いすぎを防げます。
平均的な支出額を参考にしながら予算を設定し、支出のコントロールが上手くできるようになると、無理なく人付き合いを楽しむことができます。
交際費の見直しとともに、断る勇気を持ち、自分にとって大切な人との時間を優先してみてくださいね!
参考になると嬉しいです。